私は扁桃腺肥大のため、子供の頃から耳鼻科のお世話になってきました。風邪をひけば喉が腫れて高熱を出したり、鼻水から中耳炎になってみたり。私が社会人になった頃、ずっと通っていた耳鼻科の先生が高齢のため、病院をやめてしまいました。跡継ぎもいなかったようです。
すると間もなく近くに耳鼻咽喉科ができ、それからずっとお世話になっています。開院当時、耳鼻科の先生は30代の若い男性でした。耳鼻科は堺市内には、ここしかなく薬が効くと評判になったのもあり、いつも患者さんでいっぱいでした。忙しすぎるためか先生はいつもカリカリしていて、たいしたことない症状でくると、こんなくらいで来るんじゃないよ!など言われた人もいて、尖ったナイフのようでした。
時は流れて20年。私は母になり幼稚園児の息子を自分が通っていた、この医院に連れてくるようになりました。息子は滲出性中耳炎で、普段は片方の耳が若干悪い程度ですが、アレルギー性鼻炎もあるせいか、時々痛みを伴う急性中耳炎になります。しばらく週に1回通っていると先生、随分変わったなと思うようになりました。まず、子供に優しいのです。私一人が通っていた頃は、症状以外の話などしたことがないのに、この後イオンに遊びにいくの?とか、インフルエンザにかかったときなど、下の妹にうつらないといいね!など。しかも笑顔です。先日など、息子が朝吐いてしまったことを看護師さんに聞くと、診療時間前なのに点滴をしてくれました。
そういえば開院当時、先生机の上に小学生の娘さん2人の写真が飾ってありました。あの忙しさでは子育てには、かかわれなかったでしょう。その娘さん達も結婚して子供がいるお年頃。おじいちゃんになっているのかもしれません。イオンにお孫さんを連れていっているのかも。
丸くなったとはいえ、昔のイメージが強烈で怖くて、本人にそのことを確かめる勇気はありません。それと薬が効くのはいいのですが、強すぎるという話を聞いたことがありました。でも現在は漢方薬も積極的に取り入れていて、薬の方もだいぶマイルドになりました。これからも親子共々お世話になることは間違いないでしょう。


